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 妊娠高血圧症候群の予防

妊婦さんの約20人に1人の割合で起こると言われている妊娠高血圧症候群は、重症化するとお母さんや赤ちゃんの命までも危険にさらしてしまう、妊娠期には十分に気を付けたい病気です。早期発見・早期治療で予防できるので、病気について十分熟知しておきましょう。

妊娠高血圧症候群とは

妊娠20週以降産後12週までに高血圧を発症した場合、妊娠高血圧症候群といいます。さらに、高血圧のみの場合は妊娠高血圧症、高血圧と蛋白尿を認める場合は妊娠高血圧腎症と分類されます。
 出典:日本産婦人科学会

妊娠高血圧症候群になりやすい方

  • 糖尿病、高血圧、腎臓の病気などを持っている方
  • 肥満、または肥満気味の方
  • 35歳以上の高齢出産と、15才以下の若年出産の方
  • 初めてのお産や、過去に妊娠高血圧症候群を患った方
  • 双子などの多胎妊娠の方
  • 過度のストレスや睡眠不足を抱えている方

妊娠高血圧症候群の症状

症状がでやすいのは妊娠8ヵ月以降の妊娠後期で、血圧が徐々に上がり尿蛋白が出るようになります。頭痛やめまい、またむくみの症状があります。ただ「むくみ」については、一時的で問題のないものが現れる妊婦さんが多いため、見極めるのは難しいですが、自己チェックができるので毎朝確認しましょう。一晩休んでもむくみがとれない場合は、妊娠高血圧症候群の可能性が高いので注意が必要です。また妊娠中期の早期に発症した場合は重症化しやすく、母子ともに危険な状態になりやすいです。

3つの予防と対策

1、休息と睡眠 

ストレスや疲労は症状を悪化させるので、十分な休息や適度な運動が必要です。イライラを溜め込まずリラックスできるよう、生活に好きな音楽やアロマ等を取り入れるのがオススメです。睡眠をたくさんとるのも良いため、妊娠中は早く布団に入れるよう心がけましょう。

2、体重管理

体重の増えすぎは禁物です。BMIを計算して、しっかり体重管理をしましょう。

▼BMI指数=体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))

▼BMI指数

20未満…やせぎみ

20以上24未満…普通

24以上25未満…やや肥満

25以上…肥満

3、食事療法

塩分

妊娠高血圧症候群を予防する一番重要な食事療法が、塩分制限です。1日の塩分摂取量は10g以下、兆候がある方は1日7g以下が目標です。

たんぱく質

妊娠高血圧症候群と診断された方は、尿にたんぱく質が溶け出しやすいため、食事でたんぱく質を取り入れることが大切です。脂っぽいものを避け、大豆製品や乳製品、赤身の魚、ささ身等、良質なたんぱく質を多く取り入れましょう。

カルシウム

血圧を下げる効果があり、赤ちゃんの骨の形成や、カルシウム不足になりやすい妊婦さんにとって重要な栄養素です。

高ビタミン(C・E)

坑酸化作用の高い、ビタミンC、ビタミンEを取り入れましょう。小魚等は塩分が高いため、海藻や野菜など低カロリーで高ビタミンの食材がオススメです。

参考

妊娠高血圧症候群 日本産科婦人科学会

妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症) eにんしん

【知らないと大変】妊娠中毒症(妊娠高血圧症候群)を予防する食事 妊婦力

2016/12/02 更新

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